2ntブログ

LuxRenderでネットワークレンダリング

2014年10月26日 05:48

今回は簡単にLuxRenderの便利でお得なネットワークレンダリングを説明します。

LuxRenderのネットワークレンダリングはPCのスペックやOSを問いません
休んでいるPCがあればシングルコアだろうがWinXPだろうが
LinixやMACでさえレンダりングのサポートをしてくれます。
家中のPCをつないでレンダリングすることも出来ます。
極端に言うとネットに繋がった友達のパソコンを借りることも出来ます
今日一時間貸して~、みたいな(笑)
設定、実行はとても簡単なので是非試してください
時間の大幅短縮となります。
私はノートを含め計四台でレンダリングしたりします
今回の画像はその4台で35分まわしました。

ネットワークレンダリングをするためには
LANかNETで繋がっている必要があります
そのため、通信をブロックするファイアウォールが邪魔をしてしまう場合があります。
私の場合はWindows8.1をサーバにしていてデフォルトで許可されていましたので
何もすることはありませんでしたが通信出来ないと言う時は確認してみてください
ファイアーウォールにてLuxRenderの解除するには
コントロールパネルでセキュリティ→Windowsファイアウォールとクリック
左の項目からWindows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可するをクリックします
クリップボード04
設定の変更をクリックしてLuxRender Sleveをチェックします
この時自分の使っているグループのほうをチェック(たいがいはホーム/社内)します。
1_20141026051046844.jpg
でOKです。

ではSlaveになるPCにLuxRenderをインストーラーを使ってインストールします。
このPCにはPoserやD|Sなどインストールする必要はありません。
LuxRenderさえインストールされていればもくもくとレンダリングのお手伝いをします
おりこうさんです。
そうしましたら、スタートメニューのLuxRenderの中のStart LuxRender Slaveを実行して下さい。
この時、はじめの項目にIP Addressが表示されます
これをメモっておいて下さい(表示されない場合はifconfigなどのコマンドで確認してください)。
d.jpg

SlavePCにスタートメニューのLuxRenderの中のStart LuxRender Slaveが無い場合
インストールフォルダの中のLuxConsole.exeのショートカットを作成し
ショートカットのプロパティでパスの最後に"-s"と追記しておくとそこから起動できます。

後はコマンドで起動も出来ます
luxconsoleをサーバーモードで起動するためには
コマンドプロンプト(ターミナル、コンソール)でluxconsole -sとして起動して下さい
-sの前に半角スペースを忘れずに。

SlavePCでluxconsoleをサーバーモードで起動された状態ですね
では、MasterPCでレンダリングをします。
PoserやD|S、BlenderなどからLuxRenderへエクスポートしてレンダリングを開始してください
この時テクスチャーのロードエラーが無いことを確認してください
クリップボード02
ここでエラーが出た場合は
エラーが無い様あらかじめPoserでマテリアルを調整してください
SlavePCのluxconsole側でエラーになる場合があります

MasterPCでレンダリングが開始されましたら
Networkタブを開き、一番上のServer欄にメモっておいたIP Addressを入力、
その隣にある+ボタンをクリックします。
少し待つと下の窓にメモっておいたIP Addressとその他項目が表示されます
もうしばらく待ちますとProgressとRateにレンダリングレート数が表示されます
クリップボード07

これでネットワークレンダリング完了です。

どうですか?爆速でしょう!


ではでは、今回こんなところです。

(○´ω`○)ノ**SeeYou**(○´ω`○)ノ・・・MNE




コメント

  1. G.O.R.N | URL | mysQm4wA

    なんとなく

    Azureあたりからマシンを幾つか時間借りしてきて使うと
    よさげな気がしますね。
    A4インスタンスとかで4台借りても1時間当たりの課金は
    240円くらいですから、回す時間にもよりますが悪くないですね。
    Chefあたりでインスタンスの生成とLuxのインストールを
    スクリプト化できればさらに幸せになれそうです。
    ちと、実験してみるとします。

  2. mne-poser | URL | uxMdUAQU

    G.O.R.N さんへ

    > Azureあたりからマシンを幾つか時間借りしてきて使うと
    > よさげな気がしますね。
    このサービスがわからなかったのでググって見ると
    Microsoftの新サービスなのですね

    > A4インスタンスとかで4台借りても1時間当たりの課金は
    > 240円くらいですから、回す時間にもよりますが悪くないですね。
    意外とリーズナブルなのですね

    > Chefあたりでインスタンスの生成とLuxのインストールを
    > スクリプト化できればさらに幸せになれそうです。
    > ちと、実験してみるとします。
    出来たら報告とチュウトリアルをPixivででも
    お願いします。

  3. G.O.R.N | URL | OHfIv/fY

    チュートリアルは現在作成中ですが、とりあえず速報です。
    一時間36円程度で借りれる、A4インスタンスを一台つないでぶん回してみました。
    Vaio Duo 11だとRateが48.3kS/s (4core + OpenCL)
    A4インスタンスが 47.5kS/s (8core no OpenCL)
    当然、Azureは複数台借りるのは造作もないので金に物を言わせて加速するのは難しくありません。
    設定に一台20分程度かかるので、レンダリング所要時間に20分ぐらい足して、先ほどの単価を分単位に換算すると大体のコストが出ます。
    つまり、
    ((36円/時間)/60)*{20(分)+<レンダリング所要時間>(分)}
    ってところです。

  4. G.O.R.N | URL | OHfIv/fY

    一応、つらつらと書き始めています。
    いかんせん、書かないとたぶんわからないことがいろいろとあるのでなかなかまとまってはいないですが、まだ途中までしか書いていないです。それも、イントロの途中です。

  5. mne-poser | URL | -

    G.O.R.N さんへ

    > 一応、つらつらと書き始めています
    拝見いたしました。
    色々検証してくださるのはLuxRender使いにとって
    とてもありがたい情報です
    チュウトリアル大変でしょうが
    皆様の宝になります
    よろしくお願いします。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mneposer.blog.2nt.com/tb.php/401-b155cfba
この記事へのトラックバック